「本へのとびら――岩波少年文庫を語る」

昨年、岩波少年文庫の創刊60周年のときに
宮崎駿さんが岩波少年文庫のなかから50冊を選んで推薦文をつけました。
その直筆の推薦文は全国を巡回展示したのですが、これはそれをまとめた本。
第一部は推薦文を、第二部は過去のインタビューに加筆修正した宮崎駿さんの児童文学への思いを載せています。

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ずいぶん久しぶりの更新になってしまいました。
すっかり重くなった腰をあげたのは、仕事が落ち着いてきた…というのもありますが、今年一番と思える本に出会ってしまったから。
これは書かなくてはという気持ちにかられて。
その本はこれ、「舟を編む」
一冊の国語辞典を創りあげるまでの、辞書編集部を舞台にした物語です。

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読むこと。観ること。「花もて語れ」と「キネマの神様」

最近続けて読んだ2冊の本、「花もて語れ」と「キネマの神様」。
たまたまその順番になっただけなんだけれど、二つ続けて読んだことで深く感じ入るところがありました。

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読書が進まない日々が続いていますが、それでも少しづつ、買ったまま積み上げられていた本を読み始めています。

これもそのうちの一冊。動物行動学者の日高敏隆さんのエッセイ集「世界を、こんなふうに見てごらん」。
若い読者にも届く易しい言葉で、科学や自然について綴っています。
学者さんのエッセイといっても、なにか小ネタになるような知識を散りばめたものではなく、ユーモアたっぷりに人の考え方や感じ方をやわらかく解きほぐすような内容になっています。

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田辺聖子さんの凄さを今頃知りました。
もともと恋愛小説をそれほど好んで読まないということもあり(苦手な作家さんが多い)、恋愛小説の名手といわれるような作家さんにはあまり興味が惹かれず・・・。
短編をいくつか読んでみたりはしていたのですが、面白いけれどのめりこんで読むほどではないかなあと、ちょっと引いて見ているような感じでした。

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今日、生理がつらくていやだよという話を耳にして、思い出した本。
中島たい子さんの小説、「そろそろくる」。
PMS(月経前症候群)を題材にしたお話です。

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代表作と呼びたい。ポール・ギャリコ「ハリスおばさんシリーズ」

今一番好きな作家といっても過言ではないポール・ギャリコ。
「スノーグース」「雪のひとひら」「ジェニィ」あたりが有名で、読まれた方も多いかもしれません。
私ははじめ「ジェニィ」で出会って、そのあといろいろ読みましたが、一番好きだ!と思ったのは「ハリスおばさんシリーズ」でした。

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「KAGEROU」と「マボロシの鳥」。
どちらもタレントが書いた話題の小説本、ということもあるのですが、読んでみたら対照的だなあと思うところもあったので・・・あわせて書いてみます。


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今年のベスト1に選んだ「船に乗れ」のレビューがもう消えてしまっているので、再掲です。
発売は2008年だから、もうすぐ文庫になったりするかな?との期待もこめて。
またたくさん本屋さんに並んで欲しい!

「船に乗れ!」

読む前の印象を、激しく覆された物語でした。
青春音楽物語という帯の詠い文句から、友人たちと衝突したり力を合わせたりしながら主人公が成長していくような、
疾走感のある爽やかな物語なんだろうなと思っていたのです。

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今年読んだ本は読書メーターによると384冊。
半分以上はコミックと雑誌で、今年の抱負だった「とにかくたくさん読んでみる」というのには、大分少ない感じ・・・。
でも今年はかつてないくらいにマンガを読んで面白いものにたくさん出会えたし、普段は手にとらないジャンルの本(主にビジネス書)を読んでみたり、新しい発見が出来ました。
好きな作家さんの旧作をおいかけて、もっと好きになったのもうれしいこと。改めてこれは別の記事にしたいとおもってるけれど、ポール・ギャリコと高楼方子さんがとても好きになりました。
反省は、ここ数年でブレイクしたような人気作家さんをなんとなく避けてしまったこと。来年は手にとりたいな。

読んでいたらベストに入っていたかも?という積読本を残しつつも、読んだものの中から3冊ベストを選んでみました。

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