紙の月

昔、角田光代は苦手な作家でした。
女性の心理描写に優れているのは前からですが、昔はそこが肌に合わなくて、おんなおんなしたお話を書く人…という自分の苦手カテゴリーに放り込んでいたのです。
(その当時の同じ苦手カテゴリーに入っていた他の作家というと、唯川恵や山本文緒。江國香織も片足くらい)


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「科学の栞 世界とつながる本棚 」

「科学」という言葉にどんな感じを覚えますか?
私は、常にそこはかとない憧れと興味を持ちながらも、理解するのは難しそうな、かぶりつくにはためらうよな、ちょっと距離のある感じ。科学だけじゃなくて、数学とか、いわゆる「理系」なものへの憧れと抵抗感です。

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毎年三人の甥っ子にお年玉をあげるときに本を一冊添えています。
みんな、そんなに本好きではないので、内心喜んでいるかは微妙…。
でもいいのです!本好きおせっかいおばさんとして今年もしっかり手渡してきました。


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読書メーターの記録によると、昨年に読んだ本は227冊。
マンガや雑誌もかなり含まれていて、あまり多くは読めませんでした。

その中での自分ベスト。
ダントツ一位は、「あさになったので まどをあけますよ」

前記事にも載せているので改めては書きませんが、本の力ってすごいなと感じさせてくれた絵本でした。

そして小説での一番は、「舟を編む」
前に書いた記事はこちら。
辞書の話ですが、本好き言葉好きに関わらずいろんな人がいろんな視点で読んで、楽しめる物語だと思います。

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早いもので今年ももうすぐ終わり。
なんだか駆けるように過ぎた一年でした。
たくさん感じて、考えて。
正直なところ、振り返って、こうだった…ってまだ、まとめられない、そんな年です。

これからくる年はまたいろんなことが変わっていく、考える一年になりそう。
そんなときだからこそ、来年は、欲張りに行きたい。
知りたいことを知り、会いたい人に会い、興味のあることに飛び込んでいきたい。
より広く、より深く、が来年の目標です。


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先日の忘年会で、それぞれおすすめの文庫を一冊持ってきて交換する、という楽しいイベントがありまして
その時いただいたのがこの本。筒井康隆「残像に口紅を」。

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「ちいさいモモちゃん」

子供の頃親しんだ、懐かしの「モモちゃん」。
今あらためて20代以上の人に読んで欲しいとの想いから、講談社文庫から発売になりました。

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「趣味の文具箱 21 」

文具を堪能したあと本屋さんに寄ったらこんな雑誌が出てました…。
特集はペンとインク。
このタイミングでの出会い、これはもう買うしかありません…。

帰ってページをめくると、なんとも充実のほぼカラーページ。
ペンは新作や限定の万年筆情報中心。
筆記具が充実のお店の紹介もたくさんありました。
(最近開店して話題の蔦屋書店代官山店も!)

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蔵前の「カキモリ」にいってきました。

前々から行きたかった蔵前の文房具屋さん「カキモリ」に行って参りました。



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きみのまちははれてるかな?「あさになったのでまどをあけますよ」


「あさになったのでまどをあけますよ」

この絵本を前にして、あんまり、語ることはないのです。
ただみてよんで、感じることがすべてだと思うから。

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